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「道の駅 発酵の里こうざき」を視察

Updated: Nov 3, 2020

こんにちは 増田ひとし通信です。10月27日(火)に所属会派自民クラブのメンバー5人で「道の駅 むつざわ つどいの郷」に続き、千葉県香取郡神崎町にある「道の駅 発酵の里こうざき」を視察した。圏央道神崎I.Cに近く、利根川に並行する国道356号線沿いの近くにある。神崎町は人口5,715人(2020年10月1日推計値)、面積は19.9K㎡で松伏町よりやや大きい。江戸時代には利根川の水運で栄え、、醸造関連遺産は近代化産業遺産に認定されている。

 「道の駅 発酵の里こうざき」は2015年4月にオープンした。日本の発酵文化を世界に伝える施設として高い評価を受け、「重点道の駅」に指定されている。 面積は14,200㎡、総工費は約10億円、開所初年度は売上約4億円で赤字であったが、2年目以降黒字化し昨年度の売上は7億6千万、来場者は約80万人だったとのこと。人口減少の中、町おこしとして地元の300年以上の伝統を持つ2つの酒造会社を核に、酒蔵から町中に「発酵の里」づくり、「発酵の里こうざき酒蔵まつり」が始じまった。後日、道の駅構想が始まって「発酵の里づくり」と融合して、地元の日本酒にはじまる発酵食品のみならず、全国の発酵食品を取り揃えた道の駅として営業を始めたとのこと。道の駅に併設されているコンビニエンスストアは24時間オープンで施設のセキュリティーに役立っており、またシャワー設備も備えてトラック運転者の利便性に配慮している。

 運営は第3セクターで66%が神崎町の出資、他は商工会、中小企業が出資している。まず「道の駅」ありきではなく、町おこしのため、地元の強みを再発見し、「酒蔵まつり」で盛り上げ、道の駅と融合させたとのことであった。第三セクター方式の欠点として、運営実務者の意見が反映されておらず、使い勝手が悪い点を挙げられていた。まずはじめに施設ありきではなく、売上目標に見合った店舗作りやお客様の動線などの工夫を前もって織り込むべきとの意見は、「道の駅むつざわ つどいの郷」でのPFIの良さの説明とともに大変参考になった。



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